日本古来の屋根葺工法である「桧皮葺」を用いたプロダクトとして、SORI(ソリ)とkasane(カサネ)を展示します。
<SORI>
建築家と桧皮葺師のコラボレーションにより誕生した照明プロダクト。繊細な素材を用いて優美な曲面を描くことができる桧皮葺の特徴を活かし、神社仏閣の屋根を想起させる造形の照明をデザインしました。格式高い存在である桧皮葺を日々の暮らしの中にそえることで、日本の伝統美を身近に感じることができるプロダクトです。
<kasane>
桧皮葺からインスピレーションを得たウォールデコレーション。国宝・重要文化財に使用される桧皮葺の屋根工事で発生する未利用材を活用し、サスティナブルかつラグジュアリーな内装仕上材として再構築したプロダクトです。
桧皮葺(ひわだぶき):桧の樹皮を成型した材料を使って施工する日本古来の屋根葺工法。国宝・重要文化財の神社仏閣の屋根に多く見られ、屋根葺工法の中で最も格式の高い技法である。桧の立木から樹皮だけを採取するサスティナブルな工法は世界からも注目を集めている。 2020年に、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本独自の伝統技術である。