Unseen Objectsは、富山県高岡市の鋳物会社平和合金とデザインスタジオwe+のコラボレーションから生まれたコレクションです。
鋳物の製造過程で使用される道具や治具、素材の質感や偶発的な造形など、これまで見過ごされてきた鋳物文化の舞台裏に着目。高度な鋳造技術の本質を作品へと昇華することで、鋳造文化の魅力を伝えながら、その価値を再発見、再定義することを試みています。
400年にわたって銅器鋳造の中⼼地として発展してきた高岡市は、⽇本で唯⼀、銅器鋳造の伝統的⼯芸品産地として指定されています。その高岡市で1906年に創業した平和合⾦は、ブロンズ像などの⼤型鋳造からロストワックス鋳造による繊細なアート作品まで、培ってきた技術⼒と造形⼒でさまざまな鋳造を⾏ってきました。
本作品では、we+が平和合金の鋳物工場を幾度となく訪ね、鋳造プロセスを丁寧にリサーチすることで、工場で日々生まれる見過ごされてきた魅力にフォーカス。
2025年のMATTER and SHAPE(パリ)、Milan Design Week(ミラノ)にて発表した花瓶のコレクションに加え、新作家具も発表します。