1995年の設立以来、私たちは木質造作用集成材の製造・加工・販売・施工全般に携わってきました。これまで培ってきた集成材加工のノウハウを活かし、新たなオフィス家具の開発に取り組んでいます。 日本人は、古くから木とともに育ち、暮らしてきました。しかし、現代のオフィスには鉄や樹脂が主流となり、どこか無機質で、温もりのない空間が広がっています。私たちは、働く人の手や身体が触れる場所にこそ木の質感を持ち込み、木材がもたらす柔らかな触感と自然な香りによって、ストレスの緩和や集中力・創造性の向上を目指します。 今、働き方はかつてないほど自由で多様になりました。だからこそ、空間には「人らしさ」を支えるしなやかさと、自然との共存が求められています。私たちが目指すのは、単なる家具ではなく、「場をつくる道具」。人と人、人と空間が心地よくつながるための、静かで力強い存在です。
今回は、デスクとキャビネットを提案します。このシリーズを通じて、木材の持つ持続可能な価値を反映したオフィスの新しい形を提示します。 木が語る記憶と、デザインが描く未来。その交差点に立ち上がる、新しいオフィスの風景を、ぜひご体感ください。