世界的パルクールアスリートとして活躍しながら、アーティストとしても注目を集めるZEN(ゼン)の最新作「Urban Equivalence — 都市等価論」が、DESIGNART TOKYO2025のメイン会場 DESIGNART GALLERYで展示されます。 本展では、バンコク、パリに続く新シリーズとして、アメリカ・ロサンゼルスで制作された写真作品を日本初公開。今回のDESIGNART TOKYO2025キービジュアルを含む18点を一挙に展示・販売いたします。
ステートメント
都市は人間がつくるものだ。
しかし同時に、都市は人間を作り替える。
整えられた街並みや制度は
快適さを与える一方で
身体や認知の即興性を鈍らせ
意識を均質化していく。
身体を通した私の実践は
その矛盾に抗う試みでもある。
都市や建築が持つ既存の役割や意味を解体し
物体と自己の関係を等価に置き換える行為だ。
都市をただの背景や機能としてではなく
捉え直すこと。
それは都市と人間の関係そのものを
問い直すことでもある。
「安定」という無機的な幻想を揺るがし
その揺らぎのなかで
都市と人は、互いに生を映し合う。