石岡紅緒 Benio Ishioka 東京藝術大学 (美術学部デザイン科)
[Uknit / ユニット]
私の大学入学はそれと共にコロナが終わり、途切れた人との関係性を取り戻すように、集うことでお互いの体温を再び共有する時間でもあった。
その自分の内側で感じる時間感覚は、編むこと、解くこと、ふたつをひとつに編み繋げ再生させることの時間性と似ている。
今の自分にできる最大限の誠意としての時間をかけて手で編むこと。編まれたものを解体し、再生させることで記憶や時間も反芻する。その可逆性には懐かしさも新しさも感じる。
推薦者:中山英之, 橋本和幸
Class of 2025
大学の教育者が推薦人となり、選抜された学生による学生展を行います。展示後の投票によって選ばれた優秀者はそのままメイン展示にも参加。エキシビション出展デザイナーと共に作品を展示する機会を得ます。