具志堅光 Hikaru Gushiken 武蔵野美術大学
[Noir Chair]
この椅子は人がしっかりと座れる強度を持ちながら、繊細で美しい佇まいを目指して制作した。17箇所を溶接してつないでおり、そのすべてが椅子を支える役割を担ってる。黒く塗装することによって、この椅子の特徴的な船の帆を思わせるシルエットがより際立つようにした。また本来は鉄筋コンクリートの補強に使われる、Lアングル鋼材を意匠的に取り入れることで、椅子らしい形から少し外れた、どこかユーモラスな表情を持つ椅子に落とし込んだ。
推薦者:山中一宏
Class of 2025
大学の教育者が推薦人となり、選抜された学生による学生展を行います。展示後の投票によって選ばれた優秀者はそのままメイン展示にも参加。エキシビション出展デザイナーと共に作品を展示する機会を得ます。