MITOMAは、物・人・空間の関係を“ごくわずかな差異”によって変化させる棚である。パネルの“角と角”だけで成立させることで、あえて非合理な接点をつくり出している。そこで生まれるわずかなズレが、物を置く意識や視線の流れをそっと変え、身体と物との距離感に微細な揺らぎをもたらす。物を支える構造でありながら、どこか浮いているように見える姿は、機能と存在の境界に余白を生み、日常のふるまいを更新する。
『三笘の1ミリ』のように、決定的な変化はほんのわずかなことから始まる。
DESIGNTIDE TOKYO Main Exhibition
DESIGNTIDE TOKYOのメインとなるエキシビションプログラムです。
ディレクター陣の審査により選抜された国内外の公募作品と、各ディレクター推薦のクリエイター、学生展選抜者による合同作品展です。