私たちが提示するものづくりは、一つの姿に限定されるような、閉じた完成品ではなく、場所性や素材、人といった変数と交わることで姿や意味合いを変えるような、開かれた余白を持ったメソッドそのものです。
これまで産業をより大きなスケールへと導いてきたエンジニアリングは、同時に、私たちのふるまいをも固定的なものにしてきたのかもしれません。私たちにとってエンジニアリングとは、本質的な構造として他者に広く共有するための営みとして捉え直しています。
本展示では、そうしたメソッドと変数による生成変化を、それぞれのオブジェクトでアンソロジー的に語り、空間としても生活的に構成することで、鑑賞者も生成変化としてのものづくりへと誘います。
DESIGNTIDE TOKYO Main Exhibition
DESIGNTIDE TOKYOのメインとなるエキシビションプログラムです。 ディレクター陣の審査により選抜された国内外の公募作品と、各ディレクター推薦のクリエイター、学生展選抜者による合同作品展です。