竹内琢真 Takuma Takeuchi 法政大学 (工学研究科システムデザイン専攻)
[Akkordgerät]
本作品は、デジタル技術を用いて和音の発音操作を簡略化した装置である。楽器の経験がなくとも、誰もが手軽にハーモニー演奏の体験と充足感を得ることが出来る。 能動的音楽療法のひとつに、楽曲のリズムに合わせて単音打楽器を鳴らす活動がある。本作品は、その方法を和音演奏に展開したものである。 メロディーに合わせてタイミングよく装置を鳴らすことで、コード演奏の快感を得る事が出来る。さらに、和声進行による「緊張」と「緩和」の魅力や、ハーモニーの構造が生み出す音楽的価値に気づくきっかけをもたらす。
推薦者:安積伸
Class of 2025
大学の教育者が推薦人となり、選抜された学生による学生展を行います。展示後の投票によって選ばれた優秀者はそのままメイン展示にも参加。エキシビション出展デザイナーと共に作品を展示する機会を得ます。