三野佑己 Yuki Mino 東京造形大学 (造形学部 室内建築専攻領域)
[角材のピンカド]
この作品は角材を45度から90度の角度で切り分け、金物によって回転させることで、木柱に新しい表情を生み出す試みである。厚みや幅を調整し、回転する面が正方形になるよう設計することで、どの角度で折り曲げても木の角が美しく揃うようにしている。 このような収まりを「ピンカド」と呼ぶが、一般的なピンカドは木柱の四隅の角の尖りのことで、同一平面上で部材同士を取り合う構成である。 本作「角材のピンカド」では、角材の軸線を中心に角度を変えながら、立体的に展開できる仕組みを考案した。これにより、角材が空間の中で動きを持ちながらも、端正で美しい佇まいを保つことができる。端正さと躍動感が共存する、角材の新しい表現を提示している。 推薦者:長岡勉, 渡部千春 _ Class of 2025 大学の教育者が推薦人となり、選抜された学生による学生展を行います。展示後の投票によって選ばれた優秀者はそのままメイン展示にも参加。エキシビション出展デザイナーと共に作品を展示する機会を得ます。
Class of 2025
大学の教育者が推薦人となり、選抜された学生による学生展を行います。展示後の投票によって選ばれた優秀者はそのままメイン展示にも参加。エキシビション出展デザイナーと共に作品を展示する機会を得ます。